大島城址

松川町が誇る歴史スポット、「大島城址(だいじょうじょうし)公園」(通称:台城公園)

ここは単なる公園ではなく、戦国ファンから**「武田流築城術の最高傑作の一つ」**と称される、非常に価値の高い史跡です。


🏯 大島城址公園の3つの魅力

〜武田流築城術の粋と、時を超えて花開く平和の象徴〜

ここは単なる公園ではありません。戦国ファンから**「武田流築城術の最高傑作の一つ」**と称される、学術的にも極めて価値の高い史跡です。

1. 圧倒的な「武田流」遺構

武田信玄が織田・徳川の侵攻に備えて大改修を命じた城で、**「丸馬出(まるうまだし)」と「三日月堀(みかづきぼり)」**がほぼ完璧な形で残っています。

  • 二重の三日月堀: 城の入り口を守る半円形の堀が「二重」になっているのは全国的にも珍しく、その規模は静岡県の諏訪原城と並び日本最大級です。
  • 鉄壁の防御: 三方を天竜川の断崖絶壁に囲まれた天然の要塞であり、歩いてみると当時の兵士が見上げたであろう土塁の高さに圧倒されます。

2. 歴史の転換:軍事拠点から「憩いと実り」の場へ

かつて武田氏が「最終防衛ライン」として心血を注いだこの要塞は、時代の変遷とともにその姿を劇的に変えてきました。

  • 平和への転換: 激戦の舞台となった血生臭い堀や土塁は、現在、約5,000本のキリシマツツジが咲き誇る**「花の名所」**へと生まれ変わりました。
  • 産業の礎: 養蚕から果樹へと転換を遂げた松川町の歩みを見守るように、城跡の周囲には広大な果樹園が広がり、現在は「くだものの里」を一望できる展望台としての役割を担っています。

3. 「悲劇の姫」と「黄金の鶏」の伝説

落城の際、武田方の姫が黄金の鶏を抱いて本丸近くの井戸に身を投げたという切ない伝説が、今もこの地に情緒を添えています。

  • 伝説の井戸: 元旦の朝に耳を澄ますと底から鶏の鳴き声が聞こえる……という言い伝えは、激動の歴史を語り継ぐ象徴となっています。

4. 四季折々の絶景と現代の活用

  • 春のツツジ: 5月には空堀が真っ赤に染まり、戦国遺構と花のコントラストが楽しめます。
  • アルプスの展望: 本丸跡からは、天竜川越しに雪を冠した**南アルプス(赤石山脈)**の雄大なパノラマを堪能できます。


 

「大島城推定図」宮坂武男氏作(長野県立歴史館所蔵)

GoogleGeminiによる復元予想図01
GoogleGeminiによる復元予想図02

📍 基本情報

項目内容
所在地長野県下伊那郡松川町元大島263
アクセス松川ICから車で約15分 / JR伊那大島駅からタクシーで10分
駐車場普通車30台(無料)・大型車駐車可
見学料無料(自由散策)
施設トイレ完備、散策路あり、マレットゴルフ場併設

💡 散策のアドバイス

  • 「空堀」の中を歩いてみる: 公園内は散策路が整備されており、実際に深い空堀の底を歩くことができます。当時の兵士が見上げたであろう土塁の高さに圧倒されるはずです。
  • パンフレットを手に入れよう: 駐車場のトイレ付近に縄張図(お城の地図)付きのパンフレットが設置されていることが多いので、それを片手に巡るのがおすすめです。

歴史の深さを感じる「城跡歩き」の後は、車で10分ほどの**「信州まつかわ温泉 清流苑」**でゆっくり疲れを癒やすのが王道の観光ルートです。

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